行山流武槍鹿踊の紹介

宮城県栗原市若柳武槍地区に江戸時代から踊り伝えられている鹿踊りが

有ります。毎年3月第2週目の日曜日に行われる、同地区の石尊神社の

火伏祭りに奉納されます。

鹿踊りは370年前、奥州仙台領遠田郡戸下波村の勘太郎が始めたものといわれる。慶長2年、岩倉山に鹿打ちに出掛け、鹿が見事な角をふりたたて遊ぶのを見、舞踊りを作ったと伝えられ、八つ鹿踊りといわれる。以後、現存の若柳町武鎗に移伝し、代々伝えられたという。寛永四年に作られた「鹿踊りの巻」に記されてあるといわれ、鹿踊りが武鎗に復活したのは大正14年である。
なお、装束の「九曜の星」の紋章は、仙台藩祖、貞山公がご覧の折に賜ったものと伝えられている。

○時期
若柳町武鎗字町館地内 石尊神社の例祭日、旧暦の2月12日

○所在地
栗原郡若柳町武鎗字町館314