舞川鹿子躍の紹介


行山流舞川鹿子躍
舞川地区は一関市の北東部に位置しております。この地区に伝承してきた鹿踊りは、太
鼓系の勇壮な踊りが特徴で、約2.5メートルの「ささら」を背負い腰には太鼓を付け、鹿
のさまざまな動きを模して歌い踊る。踊りは二人舞、三人舞、かかし踊り、女鹿子隠しなど
8種類ある。
毎年、地区の菅原神社、舞草神社の春・秋祭り、一関夏まつり、一関芸能祭りなどに出演
している。
この鹿子踊りは元禄13年(1700年)宮城県本吉郡水戸辺村(現在の南三陸町)行山
流元祖伊藤伴内持遠の伝えた書によりますと、舞川鹿子躍は伊藤伴内持遠を初代とし、六
代に相川村馬洗淵(現在の一関市舞川)吉田猪太郎と記してあります。以後、村内外に広
く伝えられ免許を授けてから四十二代まで続いたが、太平洋戦争により中断。昭和32年
行山流舞川鹿子躍保存会を結成発足したのであります。平成3年に「水戸辺鹿子躍」復興
に際しては泊ま込みで指導した。現在も水戸辺鹿子躍保存会との交流を続けている。

舞川鹿子躍

一関駅東口落成記念にて

一関民俗芸能祭(一関文化センター)平成30年3月11日

前庭踊、三人舞、鹿の子、引き羽